こんにちは。
記事の中で数式を書きたい時、ありますよね？
ax2+bx+c=0
って書いてもいいけど
$ ax^{2}+bx+c=0 $
の方がカッコよくないですか？
カッコよく数式を書く方法を紹介します。
MathJaxとは
MathJax とは、
MathJax はMathML、LaTeX、ASCIIMathML（英語版）で記述された数式をウェブブラウザ上で表示するクロスブラウザ（英語版）のJavaScriptライブラリである。MathJaxはApache Licenseのもとでオープンソースソフトウェアとしてリリースされている。
MathJax - Wikipedia
🤔🤔🤔🤔🤔?????
まあ、MathJaxを導入すれば、
$$ 1 + \frac{q^{2}}{(1-q)}+\frac{q^{6}}{(1-q)(1-q^{2})}+\cdots = \prod_{j=0}^{\infty}\frac{1}{(1-q^{5j+2})(1-q^{5j+3})}, \quad\quad \text{for $|q| < 1$}. $$
（MathJax v3 with TeX input and HTML outputより「A Rogers-Ramanujan Identity」意味は知らない。）のように綺麗な数式が書ける、ということです。
MathJaxの導入
環境
ブログ管理画面→デザイン→カスタマイズ→記事→記事上下のカスタマイズ
→ 
記事下に次のコードを追加します（ブログのフッタなどに書くとスマホ表示で適用されない）
<script> MathJax = { tex: {inlineMath: [['$', '$'], ['\\(', '\\)']]} }; </script> <script id="MathJax-script" async src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/mathjax@3/es5/tex-chtml.js"></script>
さらに、デザイン→スマートフォン→記事→記事上下のカスタマイズ→PCと同じHTMLを表示するにチェックを入れる
以上です。
使用例
注意
LaTeXの記法（_で下付きとか^で上付きとか）とMarkdownの書式が衝突するので
- 適宜
\でエスケープする $の前後や単語の間に空白を取る<p>タグや<span>タグの中に書く
等する必要がある
インライン
$で囲む
二次方程式$ax^2+bx+c=0$ →二次方程式$ ax^{2}+bx+c=0$
二次方程式$ax2+bx+c=0$ →二次方程式$ ax^{2}+bx+c=0$
ブロック
$$で囲む（前後に空行入れるべし）
$$
x = \frac{-b \pm \sqrt{b^{2}-4ac}}{2a}
$$
$$ x = \frac{-b \pm \sqrt{b^{2}-4ac}}{2a} $$
複数行のブロック
align
\begin{align}と\end{align}で囲む。$\rm{MathJax}$的には\\で改行できるのだがMarkdownとの兼ね合いでうまくいかないので\\\とする。あるいは\crとする。&のところで各行が揃う。
\begin{align}
a_1& =b_1+c_1\\\
a_2& =b_2+c_2-d_2+e_2
\end{align}
\begin{align} a_1& =b_1+c_1\\ a_2& =b_2+c_2-d_2+e_2 \end{align}
分岐する
\begin{align}
dp[i][j] =
\begin{cases}
dp[i-1][j] & (j < c_i) \cr
\min (dp[i-1][j], dp[i][j-c_i]+1) & (otherwise)
\end{cases}
\end{align}
\begin{align} dp[i][j] = \begin{cases} dp[i-1][j] & (j < c_i) \cr \min (dp[i-1][j], dp[i][j-c_i]+1) & (otherwise) \end{cases} \end{align}
split
{split}のbeginとendで囲む。&のところで各行が揃っている
\begin{split}
a& =b+c-d\cr
& \quad +e-f\cr
& =g+h\cr
& =i
\end{split}
\begin{split} a& =b+c-d\cr & \quad +e-f\cr & =g+h\cr & =i \end{split}
記号一覧
LaTeXでの数式の書き方を直接検索した方が早いかも。 これ→（http://www.eng.niigata-u.ac.jp/~nomoto/download/mathjax.pdf (pdf)）がわかりやすい markdown記法に対応させた書き方をしています。
空白改行類
| 記号 | 入力例 | 出力例 |
|---|---|---|
| 空白 | a \quad b |
$a \quad b$ |
| 小さい空白 | ab, a \ b |
$ab, a \ b$ |
記号類
| 記号 | 入力例 | 出力例 |
|---|---|---|
| ドット | a \cdots b |
$a \cdots b$ |
括弧類
| 記号 | 入力例 | 出力例 |
|---|---|---|
| 中括弧 | \\{ a \\} |
$\{ a \}$ |
形式に関するもの(?)
| 記号 | 入力例 | 出力例 |
|---|---|---|
| 分数（インライン） | a \div b = \frac{a}{b} |
$a \div b = \frac{a}{b}$ |
| 分数（ブロック） | a \div b = \frac{a}{b} |
$$a \div b = \frac{a}{b}$$ |
