おはやし日記

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モンキー125左ハンドルスイッチカスタム

こんにちは。モンキー125(JB-03)にハザードをつけたくて、軽く調査をしました。

o-treetree.hatenablog.com

調査の結果を踏まえて(あんまり役に立たなかったけど)実践編です。

色々参考になるようには書いているけど作業は自己責任で。

スイッチボックスが届く

作業予定日の前日に届いたので開封して早速分解しました。YouTubeのコメント欄情報で、パッシングを動作させるために端子を削らなきゃいけないとあったので。

なるほどぉ〜〜〜

つまりこういうことですね

Hi, Lo, Pass

HiとLoが別々の回路だったらこれでうまく動作するのですが、JB-03はLoが導通するとHiがバイパスされる回路になっているのでパッシング(Hi+Lo)のときにLoしか点かないです。そこで、Pass時に端子がLoに当たるところを塞ぐ必要があります。

家にプラモ用の2.35mm軸リューターがあったので何となく削ってみたけど、金属用じゃないので進みが遅いし、端子を削れてもV字のパーツがバネで押し付けられているので何かで塞がないと窪みに入って導通してしまうことに気づいたので作業中断。

ホムセンで色々買ったりした

家のリューターに使える金属製のビットをコーナンで買ってきました。あと、LOCTITE(ロックタイト) 多用途補修パテ プチ 5g×2 DEP-010 を買いました。接点の半分をリューターで地道に掘って、パテをこねてちぎって押し固める。一回動作を確認して、一旦削り落として、新しく埋めなおして24時間おいて完全硬化させてから組み付け。

パテで盛ったところはスイッチ切替の時に削れるリスクがあるけれど(かなりガチガチになるパテだけど量が少ないので)、その場合でもパッシングが動作しなくなるだけでHiLo通常使用には影響が出ないので保安的にもリスクは少ない。

そうこうしてるうちにカプラーが届きました。冒頭の記事で書いたやつです。

届いてから、サイズが違うことに気付きました。ちゃんと測ってればね………

気を取り直して、これを使えば社外と純正を取っ替え引っ替えできるなと思ったので純正をぶった切って間にこのカプラーを入れます。まあ、緊急避難的に可能ではある、というくらいの認識。

では、配線解説いきます

JB-03への配線

改めて、使うスイッチボックス(SB)はこれです↓

JB-03の配線はメルカリで買ったサービスマニュアルを見て、SBの配線は説明書きが同梱されていたのでそれを見て合わせました。もちろん後でテスター確認していますが。

機能 JB03 SB
Hi/Lo電源 白/黒 白/黒
Hi 黄/白
Lo
ウインカ-電源 茶/灰
水色
ホーン電源 赤/青
ホーン 薄緑 茶/緑
クラッチ 緑/赤
クラッチ 緑/白
  • 「電源」がプラスで、その他が電装部品へつながっている線
  • クラッチスイッチはどっちがどっちでもいい
  • ホーンもまあ、どっちでもいいけど

端子の付け方はこちらを参考にしました(防水カプラー端子の付け方(圧着・かしめ方法))。

こんな感じ。小さい方が純正オスカプラーで大きい方がサイズ違いのメスカプラー。(サイズがあってれば)噛み合う向きで端子に番号をふって同じ並びになるように接続しました。穴があまったところはコードに通す防水キャップにコーキング剤(バスボンド)を詰めたものをいれます。

あと、社外SBから伸びてる線の途中で配線がはんだで分岐されてるので変なところで切ると線が増えます(!)。自分はウインカー電源からウインカースイッチとハザードスイッチに分岐しているところを分岐側で切ってしまったので改めて接続し直しました。スプライン端子を使いました。

↑スプライン端子で集合加工した図

SBの加工

SBの中に出っ張りが付いています。本当はハンドルバーに穴を開けてその出っ張りで回り止めをするのですが、純正SB用についてるのの近くに穴を開けるの強度落ちそうだし、どちらが取り返しつくかと考えて出っ張りを削りました。そしてハンドルバーに配線テープを巻いて滑り止めにしてSBを取り付けました。

取り付け、完成

純正や今回自分が仕入れたカプラーのメス側にはオスカプラーと噛み合ってロックするツメがついているのですが、オス側にもツメがあります。これは都合の良い金具(車体にはついてる)を差し込んでカプラーを固定するためのものです。車体のカプラーを外すには、ウインカーステーからヘッドライトを繋いでるボルトを抜き、ウインカーステーのフォーク側内側にあるボルトを外して(メガネラチェット10mm(できれば首振り)があるといい)ウインカーステーをずらす必要があります(新規配線を入れてなければどうにか弄れるかもしれないけど狭い)。その後カプラーのオスのツメを押しながらカプラー全体を上にスライドして車体から外し、メスのツメを押しながら引き抜いて分離させます。

つないで、各スイッチ動作確認して、おわり。ウインカーリレーは純正のままで大丈夫そうです。LEDだしね。

新しくカプラーを入れたところは、防水だけど念のためと見た目のために配線テープでぐるぐる巻きにしました。ハンドルへの取り付けが若干収まりが悪いので雨水侵入のリスクあり、微調整必要かも。ちなみに、スイッチは上のネジから先に締めます。上を密閉してから下をいい感じに締めて固定するのです。ただそれにしてもネジ通ってないところが開くなぁと思った。

↑ハザード作動させて両方点いてる図

換装した感想

一悶着あったけど、一応完成してよかった。スイッチの押し味は純正より弱めだけど、まあ慣れるでしょうという感じ。配線の途中にカプラーを設けたのでちょっと不格好になっているが、改良したければ3000円でまた中華スイッチを買って、純正カプラーの近くでそれこそはんだ接続とかしちゃえば良いでしょう。色々買い足したものはあるが、合わせてもキタコのJB-02対応らしきスイッチキットよりは安くできたし、配線加工のスキルも上がったと思うのでやってよかった。

ちなみに、今検索したらwebikeで純正スイッチASSYは7865円でした。案外安い。

今まで片方しかつかなかったウインカーが左右同時についている光景はなんだか不思議です。パッシングとかそうそう使わないし実用性は言うほどないかもだけど、色々学びがあったので挑戦してよかった。それなりに取り返しのつかないカスタムなので(メインハーネス側のカプラーのツメ折ったし純正スイッチが枯れたらオワリ)逆にモンキーくんと添い遂げる覚悟が強くなってなんだかいい気分。

反省点は、カプラーのサイズをまともに測らずにイケると思って発注した点くらいか。皆様お気をつけください。

おしまい。

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